スカーレット78話「喜美子の初めての作品」あらすじ

スカーレット78話は喜美子が工房に居るジョージ藤川を見て、工房から出て行ってしまうところから始まります。八郎や照子たちに事情を聞き、ジョージ藤川は喜美子のための実演会をこの工房でやってくれることになっていました。

 

工房では狭すぎるので「外でやろう」とジョージはやる気いっぱいです。準備を始めようとするジョージに喜美子はジョージが特別講師をしていた美術の学校に、結局行けなかったことを話し、先日の実演会にも行けず「もう会えないと思った」と言い、とても興奮していました。

 

庭先に広げた大きなキャンバスに向かって喜美子は何を描いたらいいか悩んでいました。ジョージは自由に何でも描いていいと言われてもサッとかけないのが大人で、「自由自由言われる方が不自由や」といつもの持論を展開していました。

 

子供たちには「好きなように描け!」と声をかけ、自分も好き勝手に色を付けていきます。仕舞には両足を絵の具の入った桶に突っ込み、キャンパスの上を走りだしました。子供たちや喜美子も服を絵の具だらけにして、色を塗り始め楽しそうにしていました。

 

ジョージ藤川に会い、八郎は作品作りに没頭し始めます。熱中する八郎を喜美子は複雑そうに見つめていました。工房にはジョージ藤川と作った作品を飾っています。

 

春の陶芸展で八郎は金賞を受賞し、喜美子の兄弟子たちもお祝いに駆けつけてくれました。信作がお茶を配る喜美子に、八郎の金賞作品を役所の出入り口に飾らせてほしいと言うと、それを聞いていた人々が口を出してきて、取り合いのようになっていました。結局八郎は、その作品を工房へ飾ることにしていました。

 

八郎は喜美子も作りたいと思いながら、自分に気を使っていたのだろうと、喜美子に作品を作ることを勧めました。喜美子は一人、工房で考え込みます。しばらくしてようやく土を捏ね始めますが、手が止まり飾ってある常治の大皿に目が行きます。

 

その大皿をみて思い出すのは常治の最後の時でした。喜美子の頭を子供にやるようにポンポンと力なくたたく常治を思い出し、喜美子は再び土を捏ね始めますがすぐに手が止まってしまい、泣き出しそうになっていました。

 

八郎が駆けつけ、泣き出した喜美子を抱きしめます。喜美子はそこで常治を見送ってからやっと泣くことが出来たのでした。泣けたことで吹っ切れたのか、夜、喜美子は自分の作品を作り始めます。

 

小さな丸い塊をたくさん作り、枠の中にその小さな塊を並べて押していきます。焼きあがったお皿は丸い塊がくっつきあった特徴のあるお皿でした。喜美子がそのお皿をみて嬉しそうに笑っていました。スカーレット79話へ。

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