スカーレット72話「喜美子の作品」あらすじ

スカーレット72話は、喜美子が立花さんという人と電話で話をするところから始まります。立花さんは大野さんの喫茶店で目にした喜美子の珈琲茶碗を気に入り、自分にもコーヒーカップを作ってほしいという依頼をしてきました。

 

喜美子は結婚の記念撮影を控えていましたが、「今からすぐ行く」と二つ返事で電話を切ってしまいました。家族に事情を話すと、常治は面倒くさそうに断ってこいと言いましたが、喜美子から1個400円で買ってくれると聞き、すぐに行けと今度は喜美子を急かします。

 

喜美子は振袖のまま八郎と大野さんの喫茶店に向かいました。立花さんは叔父が経営する飲食店のリニューアルで喜美子のコーヒーカップを使いたいと、80個作ってほしいと依頼しました。それを聞き喜美子たちの顔色が変わります。

 

喜美子は10個程度の話だと思っていたと素直に話し、今の自分では8個作るのが精一杯で、80個同じものを作る力は今の自分にはないと説明しました。立花さんは少し残念そうにしていましたが、喜美子のお椀の中に花の絵の描くアイディアをもらっていいかと尋ねます。

 

喜美子は少し悔しそうにしていましたが、「ぜひ使ってください」と笑って答えていました。八郎も悔しそうにしていましたが、1、2年先に自分たちは二人で独立することを考えていて、「もし機会があったらまた声をかけてください」と立花さんに頭を下げます。

 

その時は80個でも100個でも一人で作れる力を身につけておきますという二人に、立花さんは「頑張ってくださいね」と応援してくれました。

 

喜美子たちは家に戻り、服装を整えてみんなで写真撮影に入ります。常治は良い話を蹴ってしまったと愚痴っていましたが、喜美子はもう終わった話だと切り替えていました。

 

数年後、二人は約束通り独立し工房を作りました。八郎の作品は1つ5万円で売れるようにはなっていませんでしたが、喜美子は大量の注文品を作って八郎を支えていました。喜美子は男の子を産み、その子も粘土で遊べるような年頃になっていました。

 

一方常治は喜美子たちの部屋を増築するためにしていた、長距離運転の仕事の無理がたたって、体調を崩す日々が続いていました。増築の借金も残っていて川原家は相変わらず貧乏で、百合子は進学をあきらめて就職していました。

 

ある日ちや子が喜美子たちの工房に訪れて、琵琶湖大橋の密着取材の仕事が終わることを報告しました。喜美子が仕事ではなく自分の作品を作らないのか尋ねますが、喜美子は作りたいのか作りたくないのかよくわからない様子で、大量生産でお金を稼がなければいけないと考えているようでした。

 

ちや子が帰ると、八郎も息子の世話を引き受けて工房を出ていき、喜美子がなにか考えながら後片付けていました。スカーレット73話へ

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