スカーレット68話「喜美子の珈琲茶碗」あらすじ

スカーレット68話は、八郎と一緒に大野さんの珈琲茶碗を作りたかったと喜美子が泣きながら言うのを聞いて、八郎が黙って部屋から出て行ってしまうところから始まります。

 

しばらくして、八郎は商品開発室へ戻ってきます。喜美子の手を引いて作業台に戻ると、ろくろの前に喜美子を座らせ、信作のところへ電話して喜美子も手伝うということを伝えたといいました。

 

八郎は大野さんにお店で使う珈琲茶碗の半分を喜美子に作らせてもいいかと許可をもらってきていたのでした。大野さんもいいと言ってくれたと言われ、喜美子の顔には笑みが浮かびます。

 

電動のろくろを回し、喜美子は珈琲茶碗を作り始めます。一つ形を完成させると、喜美子はその器を八郎の作った器の横に置きましたが、明らかに形が違います。

 

すると、喜美子は自分の作った器を潰し、また一から器を作り始めました。何度作っても、八郎と同じ形にはならず、喜美子も疲れてきてしまい、電動ろくろの速さにも負けてしまいろくに形が作れなくなっていきました。

 

八郎は、「それでは一個作るのに三カ月はかかる」と笑い、人が作ったものと同じものを作ろうとするのは難しいことを喜美子に教えます。八郎と同じ器を作ることをあきらめさせ、喜美子の器を10個作るようにいいました。

 

八郎は喜美子に、誰かが自分の作った珈琲茶碗を使っておいしそうに飲んでいるところを想像しながら作るように言います。深先生と同じように、作っている人の気持ちは器から伝わるのだと、八郎は喜美子に優しく言いました。

 

喜美子は自分の器を作り始めますが、自分のものでも同じものを10個作るのは大変です。八郎が自分の作品に向き合うように、喜美子は珈琲茶碗に向き合います。

 

夜遅く、喜美子は自宅に電話をかけ、朝までやるとマツに連絡していました。直子たちと遊んでいた常治はマツの話で喜美子が帰らないと察し、マツに詳しく聞こうとしますが、直子が自分の給料が上がるという話をすると、そちらの話に食いついていました。

 

直子は向いていないと嫌がっていた仕事も、喜美子を追い抜こうという気持ちで頑張っているうちに、いつの間にかほかの人より作業が早くなっていて、来年からは副班長になるのだと自慢げに話していました。

 

マツは遅くまで作業をしている喜美子たちに差し入れを持って行こうと台所にいくと、常治がついてきて、こんな夜に八郎と二人っきりだということが心配なようで、マツにこっそり見てこいと指示していました。

 

差し入れを持ってマツが開発室の部屋をのぞくと、八郎は床で寝ていました。喜美子は一人器と向き合い続けていて、うまくいかず器を潰す姿をマツはしばらく見つめ、そっとお弁当箱を置こうとすると、物音で喜美子がマツに気づきます。

 

マツは喜美子が作った器を見て「すごいなぁ」とつぶやきますが、喜美子は作業に再び没頭していました。朝、喜美子は10個の珈琲茶碗の形を作り上げていました。珈琲茶碗を眺めて満足そうな笑みを浮かべました。スカーレット69話へ

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