スカーレット60話「僕は絶対はなさへん」あらすじ

スカーレット60話は八郎に教えられて、喜美子が器を完成させるところから始まります。喜美子が初めて作った湯飲み茶わんを嬉しそうに眺め、「案外ちゃちゃっとできるもんやな」と調子に乗っていました。

 

しかし、「これ素焼きして絵付けしてみようか」と八郎に器えさし出すと、八郎は土をぐしゃぐしゃにしてほかの土をドンと机の上に置きます。「何回も練習や」と言われて、喜美子は泣きそうな顔でまた土を捏ね始めました。そのまま、喜美子は自分で器を作る練習を続け、八郎も自分の作品に集中します。

 

夜、片付けをしながら、喜美子はお供のかけらの話を八郎にしていました。その陶器のかけらは、室町時代の陶器だと話すと、八郎は興味津々で「見せてください」とお願いします。

 

早速翌日の日曜日に、八郎は喜美子の家にやってきました。常治や百合子は大野雑貨店の閉店セールに出かけていて、マツだけが家に居ました。マツは八郎が思ったより若いことに驚いていました。

 

喜美子がお供のかけらを出してくると、八郎は手を洗って丁寧にその陶器のかけらを見せてもらいます。「ほんまにきれいや」と八郎はそのかけらに夢中になっていました。

 

見たこともない色だと八郎が感心していると、喜美子は室町時代の油薬を使えばその色が出るのかと質問しました。しかし、八郎はその陶器には油薬を使っていないと説明します。

 

焼いただけで当時の土、空気と水と焼き加減で二度と出ない自然の色を作り上げていて、これは貴重なものだと感心していました。

 

マツはお茶を入れようかと二人に声をかけますが、八郎は夕方からお見合い大作戦にいくため、それを断りました。信作に頼まれ参加することになったけれど、今ではいい人に出会えればいいと考えていることをマツに話しました。

 

喜美子はその言葉で表情がこわばります。少しそっけなく、喜美子は帰る八郎に挨拶をしました。そのままボーっとしている喜美子にマツはお見合い大作戦に行くのかと尋ねます。

 

マツが八郎なら「すぐにいい相手が見つかるやろな」と話すのを聞き、喜美子は八郎が忘れて行ったハンカチを手に外へ飛び出していました。

 

八郎を見つけて呼び止めて、喜美子八郎にお見合い大作戦に行かないようお願いします。「すきやねん。うちあんたのこと」と告白しますが、喜美子は「結婚」という言葉で、宗一郎が奥さんを信じて探していたがほかの人と暮らしていたことを思い出し、結婚をしててもこういうことがあるのだと思っていたこと八郎に話しました。

 

「手をつなぐことより難しいことがあるんやな」という喜美子の手をつかんで、八郎は「はなさへん、僕は絶対はなさへん」と言ってくれました。八郎と抱き合った喜美子の目の間には、大荷物を抱えて常治が立っていました。スカーレット61話へ

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